曲目:キッチュ、カテドラル、エーヤン、私が踊る時
ルキーニがお土産の売り子さん姿で登場の第2幕。
キンキラキンの派手な上着に帽子、肩から「シシィグッズ」の入った箱
を下げてます。
客席に「キッチュ」を歌いながら降りて来て、絵葉書を観客に渡すふり
だけします。客が「くれるのかな?」と思って手を出すとサッと引っ込
めてしまう。千秋楽の日は遠くの席に投げ飛ばしてましたけど。
「キッチュ」とは、ドイツ語で「まがいもの」の意味なんですよね?
ルキーニが売っていたグッズもまがいもの。
一般に知られる皇后エリザベートの姿もまがいものかもしれない。
皇室に押し込められた可哀相な人というのは表向き、本当はしたたかで
エゴイスト、スイスの銀行口座にへそくりまで持っていた、子供の養育
権を主張するわりには実際の子育ては人任せ・・など、真のエリザベー
トの姿を暴いてやるぜ!とルキーニは息巻いてます。
今思い出したんですけど、宝塚版だと「キッチュ」は「夜のボート」の
前に出てきましたよね。
エリザベートは各国の美女の写真を集めているという歌詞で。
これって「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだ〜れ?」の世界かと思って
見ていましたが、実際エリザベートは綺麗な女性を好んだらしいのです。
若い美人と友達になりたがり、美女の写真や絵をコレクションしたりし
ていたそうです。※1
あと、宝塚版でいう「キッチュ」は「仮面夫婦」の事ですよね。
さて。エリザベートは夫と共に、ハンガリーとオーストリアの二重帝国
の戴冠式に出席しています。
フランツヨーゼフがハンガリーの国王になる代わりに、ハンガリーには
自治権を与えたということです。
皇帝夫妻を讃えるハンガリーの人々ですが、二重帝国に我慢出来ない人
もいます。それは革命家の面々です。自治権を与えられたと言っても、
オーストリア皇帝が居座る以上は、真の独立を勝ち取った事にはならな
いではないか!
エリザベートはハンガリーで人気があったようですね。彼女自身非常な
ハンガリー贔屓で、お付の人を全員ハンガリー人にしたり、ウィーンよ
りハンガリーにいることが多かったようです。
それに比べると、フランツはハンガリー人に嫌われています。先日NH
Kでハプスブルグ家の番組を見たのですが、その際もそういう事を言わ
れていました。
とにかく美しい皇后はハンガリー人の憧れのようで、皇帝夫妻の乗った
馬車に熱狂的な声援をおくる人々。
ここでもトートダンサーズは働き者です。
馬車を動かしたり、エリザベートのためにドアを開けてあげたり、そう
いう仕草もダンスの一部になっていることがあるのです。
運動量は断トツですよね、彼ら。
御者に化けたのはトート閣下。馬車の上でエリザベートとにらみ合って
います。
自分は勝った、人に認めさせた、自分の人生を切り開いたのだ、と勝ち
誇るエリザベートに、冷たい一瞥を送るトート。
せいぜい好きにすればいいさ、お前の運命が俺の手の内にある事には変
わりないのだからな。
私は自由よ!ツンと顎を上げてエリザベート退場。
多少ムッとしたような顔で見つめるのは武田トート。
強がりな姫よのう(だから何処の殿様?)・・・と余裕で見送るのは山
口トート、なのでした。
※1 エリーザベト:美しき皇妃の伝説 上 ブリギッテ・ハーマン著
中村康之訳 朝日新聞社 2001.12 p.224-228
ルキーニがお土産の売り子さん姿で登場の第2幕。
キンキラキンの派手な上着に帽子、肩から「シシィグッズ」の入った箱
を下げてます。
客席に「キッチュ」を歌いながら降りて来て、絵葉書を観客に渡すふり
だけします。客が「くれるのかな?」と思って手を出すとサッと引っ込
めてしまう。千秋楽の日は遠くの席に投げ飛ばしてましたけど。
「キッチュ」とは、ドイツ語で「まがいもの」の意味なんですよね?
ルキーニが売っていたグッズもまがいもの。
一般に知られる皇后エリザベートの姿もまがいものかもしれない。
皇室に押し込められた可哀相な人というのは表向き、本当はしたたかで
エゴイスト、スイスの銀行口座にへそくりまで持っていた、子供の養育
権を主張するわりには実際の子育ては人任せ・・など、真のエリザベー
トの姿を暴いてやるぜ!とルキーニは息巻いてます。
今思い出したんですけど、宝塚版だと「キッチュ」は「夜のボート」の
前に出てきましたよね。
エリザベートは各国の美女の写真を集めているという歌詞で。
これって「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだ〜れ?」の世界かと思って
見ていましたが、実際エリザベートは綺麗な女性を好んだらしいのです。
若い美人と友達になりたがり、美女の写真や絵をコレクションしたりし
ていたそうです。※1
あと、宝塚版でいう「キッチュ」は「仮面夫婦」の事ですよね。
さて。エリザベートは夫と共に、ハンガリーとオーストリアの二重帝国
の戴冠式に出席しています。
フランツヨーゼフがハンガリーの国王になる代わりに、ハンガリーには
自治権を与えたということです。
皇帝夫妻を讃えるハンガリーの人々ですが、二重帝国に我慢出来ない人
もいます。それは革命家の面々です。自治権を与えられたと言っても、
オーストリア皇帝が居座る以上は、真の独立を勝ち取った事にはならな
いではないか!
エリザベートはハンガリーで人気があったようですね。彼女自身非常な
ハンガリー贔屓で、お付の人を全員ハンガリー人にしたり、ウィーンよ
りハンガリーにいることが多かったようです。
それに比べると、フランツはハンガリー人に嫌われています。先日NH
Kでハプスブルグ家の番組を見たのですが、その際もそういう事を言わ
れていました。
とにかく美しい皇后はハンガリー人の憧れのようで、皇帝夫妻の乗った
馬車に熱狂的な声援をおくる人々。
ここでもトートダンサーズは働き者です。
馬車を動かしたり、エリザベートのためにドアを開けてあげたり、そう
いう仕草もダンスの一部になっていることがあるのです。
運動量は断トツですよね、彼ら。
御者に化けたのはトート閣下。馬車の上でエリザベートとにらみ合って
います。
自分は勝った、人に認めさせた、自分の人生を切り開いたのだ、と勝ち
誇るエリザベートに、冷たい一瞥を送るトート。
せいぜい好きにすればいいさ、お前の運命が俺の手の内にある事には変
わりないのだからな。
私は自由よ!ツンと顎を上げてエリザベート退場。
多少ムッとしたような顔で見つめるのは武田トート。
強がりな姫よのう(だから何処の殿様?)・・・と余裕で見送るのは山
口トート、なのでした。
※1 エリーザベト:美しき皇妃の伝説 上 ブリギッテ・ハーマン著
中村康之訳 朝日新聞社 2001.12 p.224-228
--エリザベート
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【2009-01-12(Mon) 22:12:36】
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